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やきとり食べたい

頭の悪いレビューとか、思ったこととか。

やきとり食べたい

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地獄に堕ちた勇者ども

★2017年3月26日

★DVD

 

感想

ルキーノ・ヴィスコンティの映画。ナチス勃興の時代における製鉄会社を有する男爵家(エッセンベック家)内の権力争いを描き出す。

エッセンベック家の様子はDVDジャケットに書かれている「倒錯」「退廃」の世界そのもの。明るいというかふつうな雰囲気なのはほんの最初だけで、そこから延々と終わりまでが暗くて救われない。

はじめはキャラクターが大勢出てきて誰が誰だか覚えづらいけど、どんどん死んで終いにはたった一人になるので心配ないという感じ。

この映画で得をしたのはおそらくアッシェンバッハひとりなんだろうなあ…。マルティンも得をしたかのようにみえるけど実際はそうではないと思う(間接的に母親を殺したようなものだし)。

正直なところ、とても難しかった。この時代の映画は往々にして社会背景をきちんと理解していないと読み取れない部分が多い。ヴィスコンティの映画なんかは特にそうだと思う。

一度観ただけではまだまだ謎な部分が多く、不完全燃焼の感が否めない。1933年頃のドイツについて詳しく調べた後にまた観たい…かなあ…。

にしても、貴族が描く貴族の世界はすごいね!